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【ウエーブ】サンフレッチェ広島のオフィシャルマガジン編集長・中野和也さん(58)

2021/2/26 4:59
「選手の人柄や、クラブの良さを伝えるために毎日試行錯誤の日々」と話す和也さん(右)と香代さん(撮影・河合佑樹)

「選手の人柄や、クラブの良さを伝えるために毎日試行錯誤の日々」と話す和也さん(右)と香代さん(撮影・河合佑樹)

 ▽選手を身近に信念の筆

 昨年までとキャンプの風景が変わった。新型コロナウイルス感染予防のため、報道陣以外、練習は非公開。遠くから選手の動きに目を凝らし、練習後の取材人数は限られた。そんな厳しい環境に奮い立つ。「記事の先にはキャンプを見られないサポーターがいる。そう思うと、責任を持って書く気持ちが強くなる」。愛用のタブレット端末にメモする筆が進む。

 サンフレッチェ広島を初めて取材したのは、出版社の契約ライターだった1995年。報道陣をオープンに受け入れ、選手もファンも大切にする。そんなアットホームな雰囲気にひかれた。99年から本格的に取材を始め、アウェーの公式戦へも出向くようになった。

 意識するのは、選手の息遣いや悩み、苦しみなどの人間くささを伝えること。「戦術論なら僕以外でも書ける。普段から練習に行って、選手に接する僕にしか書けない記事を書く」。読者から感情が入りすぎとの指摘を受けることもあるが、「自分でも分かっている。ただ、熱量がないと、伝わらないこともあると思う」と力を込める。

 2000年、熱心なサポーターのホームページ名を譲り受けて『紫熊倶楽部(くらぶ)』を創刊した。「すぐつぶれるよ」という陰口も発奮材料にして、月1回の発行は守ってきた。04年にオフィシャルマガジンとなり、今月で277号を迎えた。
(ここまで 561文字/記事全文 1163文字)

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