発言の有無、判断部分黒塗り 福山市教育長「パワハラ」問題 市が調査報告書開示
2021/3/1 21:25
福山市立小の校長男性が市教委の三好雅章教育長から「降格願を出してください」と言われるなどパワハラを受けたとする問題で、市は中国新聞の情報公開請求に対し、市の調査委員会がまとめた報告書を開示した。市は「発言の事実は認められなかった」と説明してきたが、発言の有無を判断した部分は黒塗りで非開示とし、判断の根拠を明らかにしなかった。
開示した報告書によると、調査委は双方や2人の面談に立ち会った関係者への聞き取りや記録を基に、教育長の発言の有無を判断。その上でパワハラに当たるか否かを検討した。発言の有無に関する判断は黒塗りにしているため不明だが、発言の趣旨を「校長としての価値観を変えてほしいというものだった」などと結論付け、パワハラは認めなかった。
調査委事務局の市人事課は発言の有無に対する判断を非公開とした理由を「聞き取りの供述内容に関わるため」と説明する。一方、昨年11月の枝広直幹市長の記者会見で、調査委メンバーだった小林巧平総務局長は「(教育長が)直接的に『降格願を出してください』と言った事実は認められなかった」と答えている。
報告書は、中島智治副市長をトップとする調査委が作成し、昨年11月上旬、県教委に提出した。情報公開請求では、聞き取りの内容や関係者の職名なども黒塗りにした上で開示された。(吉原健太郎)
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<「教育長からパワハラ」元校長が訴え 福山市教委>
福山市立小の50代の元校長男性が、三好雅章教育長から降格願を出すように言われるなどのパワハラを受け、体調を崩したと訴えていることが20日分かった。
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