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行楽の春、尾道駅テナント後継決まらず JR側「数社と交渉中」

2021/3/2 21:15
テナントが撤退し、コンビニだけが営業を続けるJR尾道駅

テナントが撤退し、コンビニだけが営業を続けるJR尾道駅

 2019年に建て替えたJR尾道駅が、コンビニ以外の出店スペースが空いたまま3年目の春の行楽シーズンを迎えようとしている。入居していた常石グループのTLB(尾道市)の契約が2月末で終了。昨年10月の撤退表明から5カ月近くたつが、JR西日本側から後継テナントの発表はない。地元は早期の再開を期待する。

 テナントを管理するJR西日本の子会社ジェイアールサービスネット岡山(岡山市北区)は「地元を含め数社と交渉しているが、進展状況や決定の見通しは話せない」としている。

 1階の土産品店「おのまる商店」と飲食店「食堂ミチ」の後継を目指す地元を含む事業者は、いずれも交渉が最終局面に入ったとみて決定の連絡を待つ。JR側と交渉したものの賃料の高さなどを理由に、既に辞退した事業者も複数ある。

 2階の宿泊施設「エムスリーホステル」と飲食店「トムスサンドイッチ」の後継は、複数の宿泊事業者が交渉しているとみられる。両テナント一体での活用を目指しているという事業者は、JR側の反応などから決定までさらに時間がかかると見通す。

 TLBは1月11日までに全4テナントを閉めたが、カウンターや棚など設備の多くを残したままにしている。後継事業者が引き継げば再開までの期間は短くなるが、卒業旅行や花見のシーズンは迫っている。尾道観光協会の樋本健二事務局長は「観光の玄関口が寂しいままだと、旅行客への印象も良くない。遅くともゴールデンウイーク前には営業を始めてほしい」と話す。(森田晃司)


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