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天守閣「木造復元を」 広島城有識者会議、市に最終意見

2021/3/2 22:45
広島市の有識者会議が木造復元を求める意見をまとめた広島城天守閣

広島市の有識者会議が木造復元を求める意見をまとめた広島城天守閣

 広島城(広島市中区)の在り方を考える有識者会議は2日、耐震対策として天守閣を木造で復元するよう求める最終意見をまとめ、市に報告した。かつての姿を復元できる資料が残っており、歴史的な価値を高められると判断したという。併せて課題として、財源確保や復元に向けた市民の機運の高まりを挙げた。市は意見を踏まえて、できるだけ早期に具体的な方針を示す。

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 最終意見は、耐震補強と木造復元のそれぞれのメリットを比べるなどした過去3回の会合で、木造復元を推す意見が大多数だったと指摘。実現に向け、文化庁と協議しながら調査検討するよう市に提案している。課題として、建物を支える石垣の調査や復元の財源確保、公費負担に向けた市民の機運醸成を挙げた。

 木造復元するまでの天守閣の耐震改修は、二重投資になるため不要とした。日本を代表する城郭としての発信力を高めるため、天守閣脇にあった二つの小天守の復元についても、方向性を示すよう求めた。

 市役所での会合には城郭史や文化関連の専門家たち9人が出席し、最終意見案を全会一致で承認した。座長を務めた三浦正幸広島大名誉教授(城郭史)は会合後、「正確に再現できるため価値が高い。市民や県民に丁寧に説明しながら再建してほしい」と望んだ。

 現在の天守閣は1945年の米軍による原爆で倒壊し、58年に鉄筋コンクリート5階建てで復元された。倒壊前の1590年代に建った天守閣は1931年に国宝へ指定され、旧陸軍の測量図が残っている。

 ▽財源や機運醸成に課題 座長「世界から寄付」案も
(ここまで 679文字/記事全文 1336文字)

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