ドラフラ社長、選手逮捕で謝罪会見 「重く受け止め」契約解除、体制見直し示唆
2021/3/8 22:51
バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)広島の浦伸嘉社長は8日、所属するジャマリ・トレイラー容疑者が大麻取締法違反(輸入)の疑いで逮捕されたことを受け、広島市西区のクラブ事務所前で会見し、「クラブとして重く受け止めている。ご迷惑、お騒がせして大変申し訳ございません」と謝罪した。同日付で契約を解除したことを明らかにし、クラブの組織体制の見直しも示唆した。
クラブは2月24日に、トレイラー容疑者の自宅とクラブ事務所の捜索を受け、容疑を知ったという。「3年半、一緒にやってきて違和感はなかったが、最近は遅刻が増えており話をしていた。起訴、不起訴にかかわらず、重く受け止めて対応した」と契約解除の理由を説明した。
リーグでは選手に違法薬物などの研修を行っている。さらに広島は毎年、外国人選手と個別面談し指導してきた。それでも防ぐことができず、「このままでは同じことが起きかねない。体制を立て直したい」。自らが社長とゼネラルマネジャー(GM)を兼務する体制の変更も視野に入れていることを明らかにした。
尺野監督と選手には同日夜のミーティングで、逮捕の経緯が伝えられた。浦社長は「動揺はあると思う。成績も良くない中、選手、監督が少しでもコートの中のことに集中できるようにしたい」。尺野監督は「突然のことで大変驚いている。非常に残念」とコメントした。(矢野匡洋)
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