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高齢者向けワクチン、広島・呉両市から分配 広島県方針

2021/3/11 0:00

広島県庁

 高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種で、広島県が4月5日の週に国から届く第1便を広島市と呉市に分配する方針を固めたことが10日、分かった。感染者の発生状況や、県内の市町の意向を踏まえて判断したとみられる。両市では国の方針に沿い、4月12日以降に高齢者向けの接種が始まる見通しだ。

 複数の関係者によると、4月5日の週に届く2箱を1箱ずつ両市に送る分配案を、県内の各市町に伝えた。県にはその後、12日の週に10箱、19日の週にもう10箱が届く見通し。分配案では計22箱が届いた段階で、自治体間で1箱を共有するなどして全23市町に行き渡るようにするという。

 ワクチンは米製薬大手ファイザー製で、1箱に195瓶入っている。1瓶で5回接種できる注射器を使い、1人2回接種すると、22箱で1万725人分となる。県は高齢者接種を81万6千人と見積もっており、1・3%にとどまる。

 このため最初の配分で各市町が接種できる人数は限られる。各市町は当面は対象者を絞ったり、試行的な接種と位置づけたりする対応を迫られる。国は4月26日の週にも全市町へ1箱ずつ届ける方針を示しているが、状況は大きくは変わらない見通しだ。

 県内のワクチン接種は、国が安全性を見極める一環で2月中旬、4医療機関で始まった。続いて県による医療従事者向けが3月5日から進む。市町による高齢者向けは、医療従事者向けと並行する形となる。(宮野史康、赤江裕紀) 

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