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達川節で「特殊詐欺被害完封」 広島県警が動画で手口紹介

2021/3/11 21:39
特殊詐欺の電話と見破り、達川さん(右)が撃退する啓発動画の一場面(県警提供)

特殊詐欺の電話と見破り、達川さん(右)が撃退する啓発動画の一場面(県警提供)

 「完封!特殊詐欺!」―。広島県警は「グラウンドの詐欺師」として知られた広島東洋カープ元監督で捕手の達川光男さん(65)を起用した特殊詐欺防止の啓発動画を初めて作り、11日に公開した。路線バスなどで音声を流す新たな「達川節」のメッセージも収録し、多様な手段で幅広い世代に注意を呼び掛ける。

 動画は15秒、30秒、12分間の3種類。達川さんが、警察官や役所の職員をかたって現金をだまし取ろうとする手口を紹介するほか、キャッシュカードを詐取しようとする特殊詐欺の電話を見抜いて一喝する様子をドラマ仕立てなどで収録している。商業施設の街頭ビジョンや区役所、警察署などで放映する。

 昨年に続き、路線バスやJR駅、百貨店などで流す計9種類の音声メッセージも録音。捕手ミットを手に特殊詐欺ゼロを目指す決意を示したポスターも計2300枚作った。

 県警が2020年に把握した県内の特殊詐欺被害は過去最少を更新したものの2億4105万円に上る。11日、県警本部で記者会見した達川さんは「私が現役時代にやっていたのは詐欺ではなく駆け引きだが、犯人は私でも引っ掛かるような手ごわい相手。油断するといくらでもつけ込まれるので注意を」と訴えた。

 光本憲秀生活安全部長は同日、啓発活動に協力している達川さんに感謝状を贈った。(山田英和)


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  • 光本部長(左)が持つポスターと同じ構図でミットを構え、特殊詐欺被害の「完封」を誓う達川さん(中)

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