• トップ >
  • >
  • 瀬戸内海、プラごみ対策のモデルに 小泉進次郎環境相に聞く【動画】

トピックス

瀬戸内海、プラごみ対策のモデルに 小泉進次郎環境相に聞く【動画】

2021/3/13 23:16

「広島大にブルーカーボン施策を引っ張ってほしい」と期待する小泉環境相(撮影・浜岡学)

 ▽広島での藻場活用に期待

 豊かな海づくりを掲げる瀬戸内海環境保全特別措置法(瀬戸内法)改正案が国会に提出された。法案の担当大臣で、菅政権で気候変動問題を担う小泉進次郎環境相に改正の狙いや背景を聞いた。(下久保聖司)

 ―海に対する思いを聞かせてください。

 地元は太平洋に面した神奈川県横須賀市。幼い頃から元気をもらった。大人になっても嫌なことがあったり、ストレスがたまったりした時は地元の海に行って力をもらっている。

 2019年9月に環境相となり、即動かねばと思ったのは気候変動対策。このままだと海面上昇などで国内の砂浜の8割が消える。瀬戸内海は今世紀末に水温が3、4度上がるとの予測もある。生態系に致命的なダメージを与えるだけでなく、国民の命や国家の安全保障につながる。だからこそ改正案の基本理念に気候変動対策を入れた。

 ―重点取り組みに海洋プラスチックごみ対策を入れたのも、その一環ですか。

 海の生き物や、それを餌とする鳥など多くの命を脅かしている。プラスチックは二酸化炭素(CO2)を大量に出す石油から作られる。使い捨てプラスチックを減らせば気候変動対策になり、瀬戸内海はモデル地域になる。閉鎖性海域で外洋から流れ着くごみはほとんどない。地域を挙げて排出抑制をすれば目に見える効果が出る。同時に「アップサイクル」を進めたい。

 ―廃棄物を価値の高い製品に再生することですね。

 国内外のスポーツ用品メーカーは既に海洋プラごみから服や靴を作っている。瀬戸内海のごみで国産スニーカーを製造したらどうか。廃棄物を新たな資源として回す「サーキュラーエコノミー(循環経済)」を推進したい。

 ―広島といえばカキ。養殖業者が植林を進めていることを知っていますか。

 ええ。山林の土壌に含まれるミネラルや栄養分が川を伝って海に流れ、養殖が成り立つ。「森は海の恋人」という言葉に出合ったのは東日本大震災後の宮城県だった。海と山は一緒。そんな想像力を多くの人たちと共有したい。

 ▽広島大の目標、国より20年も早い
(ここまで 846文字/記事全文 1493文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする

 あなたにおすすめの記事