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乗鞍岳で雪崩、1人死亡 「表層雪崩」か

2021/3/14 20:29

雪崩が発生し、登山者が巻き込まれた乗鞍岳の現場(14日午後1時19分、長野県松本市)

 14日午前10時ごろ、北アルプス乗鞍岳で雪崩が発生し、複数の人が巻き込まれたと長野県松本市の地元消防に通報があった。長野県警によると、5人が巻き込まれ、滋賀県野洲市の自営業男性(49)の死亡が確認された。同県湖南市の男性(49)と野洲市の男性(41)も軽いけがをしたが、命に別条はない。ほかの2人はけががなく、自力で下山した。

 死亡した男性と、けがをした男性2人は一緒に登山中だった。

 現場は、松本市の位ケ原(約2400メートル)の付近。斜面が幅約200メートル、長さ約300メートルに渡って崩れた。古い積雪の上に積もった新雪の層が滑り落ちる現象「表層雪崩」が起こったとみられる。乗鞍岳は、北アルプスの南端、長野と岐阜県境に位置する。

 長野地方気象台によると、松本市乗鞍上高地で12日夜〜13日昼にまとまった雪が降ったため、雪崩注意報を出していた。

 けがをした湖南市の男性は、県警に対し「先を歩く人の『雪崩だ』という声で気付いたが、あっという間に巻き込まれ、倒れていた木に引っかかり止まった。全身埋もれていたが、右手を動かして、必死に雪をかき分け、顔を出して助けを求めた」と話したという。

 また、14日午前8時50分ごろ、中央アルプスの千畳敷カールでも「雪崩が発生し、複数人が巻き込まれた」と登山客から地元消防に通報があった。県警駒ケ根署によると、愛知県日進市の男性(40)が病院に搬送されたが、命に別条はないという。

【動画】谷川岳でスキー中に雪崩 滑り落ちる一部始終


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