地域ニュース

呉市役所食堂、19日閉店 コロナで利用減、後継テナントなく

2021/3/14 21:00
呉市役所9階で営業している食堂。19日で閉店する

呉市役所9階で営業している食堂。19日で閉店する

 呉市中央の呉市役所本庁舎9階で営業し、観光客に人気のある「呉海自カレー」の提供店の一つでもあった食堂が19日で閉店する。併設の売店や1階のカフェと一体運営してきた業者が撤退を決め、市の新たなテナント公募にも申し込みがなかった。3カ所は当面、空きスペースとなる。

 約130席の食堂は、2016年2月に業務を開始した現庁舎の最上階にあり、見晴らしの良さでも知られる。売店、カフェと一体で、広島アグリフードサービス(広島市佐伯区)が運営してきた。

 同社によると、食堂は1日平均約400人が利用した年もあったが、新型コロナウイルスの感染拡大後は大幅に落ち込んだ。メニューや価格の変更などで対応を試みたが、カフェ、売店との合計で赤字が続いたという。

 市は、今年3月末の同社の使用許可期間満了を控えた昨年12月、事業内容も含めて提案を受ける「プロポーザル方式」で新たな業者を募集。テナント料はこれまでと同様、3カ所一体で年間計約250万円としたが、期限までに応募はなかった。

 広島市では、市職員の福利厚生の観点から、食堂のテナント料を全額免除している。呉市でも値下げや水道光熱費の優遇、カフェや売店を切り離しての使用許可を求める声が上がったが、市は「同じコロナ禍にある地域の飲食店との公平性が保てない」などとして条件再考は見送った。

 カフェは2月末で閉店しており、食堂と売店は今月19日で閉じる。市管財課は、今後の活用策について検討中とし「事業者から良い提案があれば聞かせていただきたい」としている。(池本泰尚) 

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧