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飛沫防ぎ医療者守るエプロン開発 広島大病院と地場メーカー

2021/3/15 23:00
開発したエプロンの使い方を実演する佐伯准教授(左)。右はエイチアールイーの堀江欣二社長

開発したエプロンの使い方を実演する佐伯准教授(左)。右はエイチアールイーの堀江欣二社長

 新型コロナウイルスに対応する医療者を感染から守ろうと、広島大病院(広島市南区)が自動車部品製造のエイチアールイー(東広島市)と連携し、処置中に患者がせきをした際などにしぶきが飛び散るのを防ぐ使い捨てエプロン「飛沫(ひまつ)プロテクタ」を開発した。15日、広島大霞キャンパス(南区)でお披露目した。

 透明のポリエチレン製で、縦横約1メートルの袋状のシートを首から掛けて使う。医療者は袋の内側に折り込まれた両袖に腕を通し、患者の上半身にシートをかぶせた状態で処置に当たる。使用後は飛沫をシート内部に包み込み、安全に捨てることができるという。

 医療者は感染者に人工呼吸器を装着するために口からチューブを入れたり、肺炎予防の口腔(こうくう)ケアをしたりする際に飛沫を浴びやすい。作業時に患者の頭部にかぶせるプラスチック製の箱なども開発されているが、隙間からの飛沫を防げない上、手が動かしにくかったり、高額だったりするという。

 エプロンは佐伯昇准教授(麻酔蘇生学)が考案。広島県から300万円の補助金を受け、医療用ガウンの製造実績がある同社と昨年9月から開発を進めた。佐伯准教授は「このエプロンなら感染リスクに加え、現場の疲労を減らせる」と話す。18日から全国の医療機関に売り出す。標準販売価格は30枚入り2万3100円。(田中美千子) 

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