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花咲き誇る「はなのわ」開幕 300品種12万本が出迎え(2020年3月19日掲載)

2020/3/19 23:11
花と緑で彩られたメイン会場を散策する来場者(撮影・山本誉)

花と緑で彩られたメイン会場を散策する来場者(撮影・山本誉)

 広島県内一円を花と緑で彩る「全国都市緑化ひろしまフェア」(ひろしま はなのわ 2020)が19日、開幕した。メイン会場である旧広島市民球場跡地(中区)一帯に詰め掛けた家族連れたちを、約300品種12万本の色とりどりの花々が出迎えた。

 同日の中区の最高気温は今年最高の20・7度と4月下旬並みの陽気になった。来場者は、この日吹いた「春一番」の風に揺れる花々を写真に収めたり、海や森、平和と復興などをテーマに作られた七つのゾーンを散策したりして楽しんだ。世界遺産の厳島神社(廿日市市)、原爆ドーム(中区)といった県内各地の名所を花や緑で表現した「ひろしま百景花壇」が人気を集めていた。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、オープニングセレモニーと開会式は中止された。音楽ステージなどのイベントや試食、特産品の販売なども4月19日まで取りやめる。

 フェアの広島開催は23年ぶり。県と県内23市町などの主催で、11月23日までの250日間にわたって開かれる。メイン会場は入場無料で、5月24日まで開設される。県内4カ所の協賛会場、各地のスポットイベント会場でも多彩な行事が繰り広げられる。(城戸昭夫)

 ▽咲き誇る努力

 旧広島市民球場跡地(中区)一帯をメイン会場に19日に始まった「全国都市緑化ひろしまフェア」(ひろしま はなのわ 2020)。被爆75年の節目と重なる23年ぶりの広島開催。花や緑の大切さと平和の尊さを発信するフェアの開幕に、準備に携わった市民や来場者は盛り上がりを期待した。

 約300品種12万本が咲き誇るメイン会場。広島県内23市町の「祭り」など、さまざまなテーマを表現した花壇や、花や緑で彩ったオブジェなど多彩な趣向で来場者を楽しませる。

 塀を花などで飾るハンギングバスケットに取り組んだ沼南高園芸デザイン科2年の松村大虎(たいが)さん(17)=福山市=は「頑張った成果を多くの人に見てほしい」と話す。

 会場入り口付近には、広島中央特別支援学校(東区)の生徒が育てたパンジーを植えたプランターが並ぶ。重岡伸治校長(58)は「生徒が心を込めて育てた花々からエネルギーを感じて」と開幕を喜んだ。

 広島の復興の歩みを紹介するパネル展示や、被爆100年に向けた思いや夢をカードに書いてつるすコーナーもある。パネルに見入っていた長束中3年広瀬哲さん(15)=安佐南区=は「きれいな花を見ていると、平和がいかに大切か実感できる」と話した。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大の影響がフェアを直撃した。この日予定されていたオープニングイベントや開幕前のスポットイベントが中止になった。全国都市緑化ひろしまフェア実行委員会の湯崎俊彦事務局長は「会場には消毒液を置くなど、できる限りの感染症対策を講じている。季節によって種類が変わる花々を、ゆっくりと楽しんでほしい」と呼び掛けた。(城戸昭夫)


この記事の写真

  • 花と緑で彩られたメイン会場を散策する来場者=19日午前10時20分、広島市中区(撮影・川村奈菜)
  • 原爆ドームのモニュメントなどが設置され、色とりどりの花で彩られた会場を散策する親子連れ(撮影・川村奈菜)
  • 「HANANOWA」のオブジェの「O」の部分で記念撮影する来場者(撮影・川村奈菜)
  • 被爆100年に向けたメッセージをつるすコーナーを見学する来場者(撮影・川村奈菜)

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

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