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人間なら90歳、残る1匹のサル入院 尾道の千光寺公園、ヘルニアと診断

2021/3/16 23:10
けがをしたサルに毛布を掛ける市職員(13日)

けがをしたサルに毛布を掛ける市職員(13日)

 尾道市西土堂町の千光寺公園にあるサル山で残り1匹となって暮らす雌のニホンザルが足をけがし、15日に市内の動物病院へ入院した。ヘルニアと診断され数日間治療する。管理する市観光課によると、少なくとも2000年からサル山で暮らし、人間でいえば90歳以上という。市は「山に戻っても活発に動けないかもしれないが、温かく見守ってほしい」と回復を待つ。

 【そのほかの写真】けがしたサル

 サル山を見守る市民が13日午前、左足の裏から血を流してうずくまっているのを見つけた。通報を受けた同課の職員が毛布を掛けておりに入れ、獣医師に相談。15日に治療できる病院が見つかった。

 獣医師が両足を触っても反応せず、骨に異常がないことから神経を圧迫するヘルニアと診断した。薬を2、3日間投与して様子をみるという。けがは足をうまく動かせずにできた擦り傷とみている。

 サル山は1970年、当時あった遊園地の一角にオープン。同課によると、多い時は数十匹いたが2014年にこの1匹だけになった。20〜25歳とされる寿命が近づくが、負傷後も食欲は旺盛で日ごとに元気になっているという。中原一通課長は「高齢で十分な回復には時間がかかると思う。山に戻ったら見に来て励ましてほしい」と話す。(森田晃司)


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