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ヒバクシャ国際署名に平和賞 独の団体「核禁止条約発効を後押し」

2021/3/17 22:41

ビデオ会議で表彰状を掲げる田中代表

 世界各国に核兵器禁止条約への参加を促す「ヒバクシャ国際署名」キャンペーンが、ドイツの平和団体「国際平和ビューロー」(IPB)の主宰する2020年度のショーン・マクブライド平和賞に選ばれ、17日授賞式があった。1370万2345筆の署名が1月の条約発効を後押ししたと評価された。

 授賞式はビデオ会議システムを使って行われた。IPBのフィリップ・ジェニングス共同会長は授賞理由の説明で、16日に核弾頭の増強を表明した英国を「核軍縮に逆行する決定で強く糾弾する」と非難。その上で「世界を誤った方向から転換しないといけない。世界中に広がったヒバクシャ国際署名はその道筋を照らす」とたたえた。

 キャンペーンは16年4月から昨年末まで署名活動を展開した。田中熙巳(てるみ)代表(日本被団協代表委員)は「高齢化した被爆者が『最後の運動』と取り組んだ。今後は日本政府に禁止条約の署名を訴えていく」とさらに前を見据えた。キャンペーンの母体となった連絡会はこの日限りで解散し、加盟48団体は新たな連携策を探るという。

 同賞はアイルランドの外相を務めたマクブライド氏の功績にちなみ、平和や軍縮などの分野で活躍した個人や団体に贈られる。03年度に日本被団協、06年度に平和市長会議(現平和首長会議)が受賞した。(樋口浩二)

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