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マツダ、生産一時停止 新型コロナ感染拡大受け、国内2工場を13日間(2020年3月24日掲載)

2020/3/24 23:35
マツダの本社宇品工場(撮影・高橋洋史)

マツダの本社宇品工場(撮影・高橋洋史)

 マツダは24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本社宇品工場(広島市南区)と防府工場(防府市)を一時停止すると発表した。海外の販売が急減し、部品の調達にも支障があるため。28日から4月30日までに13日間、計画外の休業をする。部品メーカーをはじめ、地域経済に幅広い影響が懸念される。

 対象の34日間にはもともと9日の休みがあり、今回の措置で期間中に計22日間止まることになる。残る12日のうち8日は夜の操業を休む。期間社員を含め、雇用は維持する。従業員には通常の9割相当の休業手当を支払う。現時点で5月1日の正常化を見込む。事務などの間接部門は業務を続ける。

 海外工場もメキシコで25日から、タイで30日からそれぞれ約10日間止める。国内外の減産は約6万台に上る。国内の一部は7月以降に振り替える。

 マツダによると、ウイルスの感染が急拡大する欧州の販売店は約6割が営業を停止し、米国も大都市圏で半数の店が閉まっている。国内生産の8割を輸出しているため、生産調整が必要になった。マツダは「海外販売の急激な停滞や、今後の市場の不透明さを考慮した」としている。中国から部品を調達しにくくなっている背景もある。

 国内の全2工場が計画外で止まるのは、4日間休止した18年7月の西日本豪雨以来となる。停止日数は東日本大震災(5日間)やリーマン・ショック時(10日間)を上回る。(井上龍太郎) 

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