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広島城の玄関口に展示施設 現在駐車場の三の丸、26年度開館目指す

2021/3/18 23:28

 広島市は、広島城の三の丸(中区)に文化財などの展示施設を整備する方針を固めた。現在は天守閣内に並べている刀剣などの資料を紹介する場所と位置付ける。市は三の丸に飲食物販施設などを備えた「にぎわい拠点」を整備する計画を打ち出しており、展示施設はその中核施設として2026年度の開館を目指す。

 今月2日にまとめた、三の丸のにぎわい拠点整備の基本計画案に盛り込んだ。展示施設は、城の南西に位置し、現在は観光バスの駐車場となっている三の丸(1・3ヘクタール)の東側にある敷地面積1300平方メートルに建設する。日本刀やよろいなどの武具のほか、古文書や書、絵画など広島城に関連する資料を展示する。

 市によると、広島城の関連資料のうち武具など約150点は5階建ての天守閣内に並べ、それ以外の約5500点は城内外の倉庫に置いている。展示施設には資料の収蔵庫を設けて大半を移し、より適切な環境で保管できるようにする。

 展示施設は平屋ではなく、2、3階建てにすると想定している。必要な展示スペースを確保する狙いで、概算事業費は2階建てで26億円、3階建てで38億円と見込んでいるという。

 市は昨年5月にまとめた広島城の基本構想で、三の丸では簡易な「展示空間」を検討すると掲げていた。その後、広島城の在り方を考える有識者会議から、天守閣を木造で復元したり耐震補強したりした場合に展示スペースが減るとして、対応を求められていた。

 市文化振興課は「城の玄関口にふさわしい施設が必要だ。歴史文化を発信する博物館をほしいとの意見を踏まえた」としている。

 基本計画案ではほかに、三の丸でご当地グルメや土産物を扱う店舗、カフェが並ぶスペース計900平方メートルを確保する。西側には神楽などを鑑賞する1300平方メートルの多目的広場をつくるほか、4台分の観光バス乗降場を整備する。展示施設以外の利用開始は24年度を目指している。(新山創)

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