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航海は地球37周分、「お疲れさま」練習艦しまゆき除籍 海自呉で自衛艦旗返納行事
2021/3/19 17:42
海上自衛隊呉地方総監部(広島県呉市)は19日、就役から34年が経過した練習艦しまゆきについて、耐用年数を迎えたとして除籍した。呉市昭和町の呉基地で自衛艦旗の返納行事があり、隊員たち約100人が参加。地球約37周分にも及んだ航海をねぎらった。
最後の艦長となった山口梓2等海佐が、園田直紀呉地方総監に自衛艦旗を手渡した。約50人の乗組員に「指揮を解く」と宣言し、全員で帽子を振って別れを告げた。山口艦長は「若い隊員が乗ることが多く、第2の家のような存在だった。感謝したい」と話した。
しまゆきは1987年に就役し、海自佐世保基地(長崎県)で護衛艦として活動。99年から呉基地に転籍して練習艦になり、主に初級幹部の育成を担った。しまゆき除籍に伴い、護衛艦しまかぜが練習艦に種別変更される。(池本泰尚)
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