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広島市が基本計画案 アニメや音楽「ひろしま国際平和文化祭」

2021/3/19 23:00

 広島市は19日、広島国際アニメーションフェスティバルを一新して隔年で開く文化芸術祭の基本計画案を有識者検討会に示した。名称を「ひろしま国際平和文化祭」とし、初回は2022年8月、メディア芸術と音楽を柱にしたイベントを市内各所で繰り広げる。

 基本計画案によると、メディア芸術関連は8月18〜22日に「ひろしまアニメーションシーズン」として開く。アジアと米国、オセアニアの環太平洋地域に限定したコンペティションなどを計画している。アニメ映画祭が盛んな欧州以外の作品に光を当てる狙い。全世界対象のアニメコンペも毎回ジャンルを絞って開く。

 音楽関連では、8月上旬から「ひろしまミュージックセッション」を開く。広島交響楽団の下野竜也音楽総監督たちが審査する次世代指揮者コンクールを企画し、受賞者が広響を指揮する演奏会を探る。合唱とダンス、クラシック音楽とアニメなど、ジャンルを超えた「街かどセッション」を週末、街中で繰り広げる。

 全体のコンセプトは「平和の種をまき、次世代を育てる」とした。教育プログラムやワークショップで文化芸術活動を担う若手の育成に力を入れる。中長期的には、音楽とメディア芸術以外の分野も取り入れた総合的な文化イベントに育てる方針も示した。

 市は基本計画案を、中区であった有識者会議の第2回会合に示した。今後は会合での意見を踏まえて、基本計画に仕上げるという。

 会合後には、地元の文化や経済団体の代表者たち12人が実行委員会をつくり、文化祭の周知に取り組むなどとする21年度の事業計画を決めた。会長に就任した市文化協会(南区)の山本一隆会長は「市民に参加意識を持ってもらい、親しまれるイベントにしたい」と述べた。(余村泰樹)

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