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大規模PCR検査を 知事会で広島知事「地域で面的に」

2021/3/20 22:45

全国知事会のウェブ会議で、広島県庁から大規模PCR検査を提案する湯崎知事

 全国知事会が20日にインターネット上で開いた新型コロナウイルスの対策本部会議で、広島県の湯崎英彦知事は、感染拡大の兆しが出た地域では、大規模なPCR検査をするよう提案した。「地域で面的なPCR検査をして無症状者を発見、隔離し、感染のリンクを断つ必要がある」と唱えた。

 県庁から参加した湯崎知事は、首都圏で感染者が減りきらない現状を踏まえ、国民に行動を変えるよう促すだけでは限界があると指摘した。その上で、政府による緊急事態宣言が解除された後の対策として、大規模PCR検査を推した。

 参加後の報道各社の取材では、発言の狙いについて「東京五輪を本気でやるなら、ここで感染を徹底的に抑え、絶対に再拡大をさせないという強い決意がいる」と強調した。

 宣言の解除については、国民に危機意識を持ってもらう効果が薄れているとして「一つの判断」と分析した。ただ、飲食店への営業時間の短縮要請を緩める動きは「逆の方向だ。再拡大で全国に広まるようなことになったら、誰が責任を負うのか」と語気を強めた。

 県は1月、広島市での感染者の急増を受けて、市中心部の最大80万人が対象となる大規模な検査の検討を表明した。その後、感染状況が改善したとして運用の課題を探る試行に切り替え、2月下旬に実施した。(宮野史康) 


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