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福山駅周辺、22年4月から路上禁煙に 市が方針、12月に条例改正案

2021/3/22 21:12

 福山市は、来年4月からJR福山駅周辺で歩きたばこなど路上喫煙を禁止する方針を決めた。市が目指す歩いて楽しい「ウォーカブル」なエリアを軸に禁止区域の範囲を検討し、分煙化のための喫煙所を設ける予定。商店街や市医師会、JR西日本などの関係者でつくる協議会の初会合で22日、市側が示した。

 協議会は、禁止区域の範囲などについて民間の意見を聞くため市が設置。市役所であった初会合には委員13人が出席した。市の担当者は、駅周辺でたばこの吸い殻のポイ捨てが目立ち、受動喫煙への対応を求められている現状に触れて「備後圏域の玄関口を居心地がよく、歩いて楽しい空間にしたい」とした。

 禁止区域の範囲のほか、喫煙所の場所や数、罰則を設けるか否かが検討課題と説明。委員は罰則について「(ルールを)守らない場合は一定のペナルティーを科すべきだ」「罰則まではなくていい」などと意見が分かれた。

 市は、環境美化などに関する条例(1995年施行)で吸い殻などのポイ捨てを禁止。一方で、路上喫煙は制限していない。協議会は8月までに3回程度開き、市は協議会の意見を踏まえて12月の市議会定例会に同条例の改正案を提出する。市によると、全国の60中核市では約7割の43市が条例で路上喫煙を制限し、28市が罰則も設けている。

 昨年4月の改正健康増進法の全面施行に伴い、自宅やホテルの客室などを除く全ての施設で屋内喫煙は原則禁止になった。市によると、福山駅周辺では屋外に灰皿が増加。11月には1日で65人の歩きたばこを確認し、848本の吸い殻を回収した。(門戸隆彦)

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