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PCR前処理、4〜5倍速く 広島大グループが機器開発【動画】

2021/3/22 23:00
開発した前処理自動機器を説明する田原教授(広島市南区の広島大霞キャンパス)

開発した前処理自動機器を説明する田原教授(広島市南区の広島大霞キャンパス)

 広島大の研究グループが、新型コロナウイルスのPCR検査に使う検体の前処理をスピードアップする機器を開発した。22日、同大霞キャンパス(広島市南区)で披露した。手作業の4、5倍の速度での自動処理が可能になるという。

 唾液などの検体の入った容器の確認やふた開け、分析で使うチューブへの検体の移し替えなどを新しい機器でする。一度に45検体を扱え、検査薬注入なども含め、分析機器にかけるまでの前処理は42分で終わる。

 手作業が減ることで検査員の感染や検体取り違えのリスクを減らせるほか、検査員は作動中に別の仕事をできるため、人材不足の解消にも役立つ。安全キャビネットと機器を一体化して販売する予定で、導入費は500万〜1千万円を見込んでいる。

 ドイツが拠点の機器メーカーのフエストが協力した。同大大学院医系科学研究科の田原栄俊教授は「新型コロナの『第4波』の懸念もある中、安全で迅速な検査で社会貢献したい」と話した。(衣川圭) 

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