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松江市長選、三つどもえか 21年ぶりトップ交代へ

2021/3/23 23:37

 任期満了に伴う松江市長選(4月11日告示、18日投開票)は、新人による三つどもえの構図が固まった。共産党公認の松江市議、吉儀敬子氏(70)、ともに無所属で、元日本政策投資銀行松江事務所長の上定昭仁氏(48)=自民、公明、国民推薦、元松江市議で自民党員の出川桃子氏(43)が立候補を表明した。現職の松浦正敬市長(73)が退任し、21年ぶりに新たな市長が誕生する選挙戦となる。

 全国で唯一、県庁所在地に原発が立地する松江市。吉儀氏は、国の審査が最終盤を迎える中国電力島根原発2号機(同市鹿島町)の再稼働を許さない「原発ゼロの松江市政」を掲げる。「原発のある町での生活に不安を感じる人の受け皿となり、原発を動かさない」と力を込める。現在2期目となる松江市議の経験を生かし、「市民の暮らしと安全を守る市政」を訴える。

 上定氏は「行政や民間、大学などが『連帯・連携・協調』し、豊かな松江を実現する」と訴える。温泉や茶の文化などを生かし、まちづくりの発展や暮らしの癒やしにつなげると強調。産業振興を図り、進学などで県外へ流出する若者の定住を目指しU・Iターン者の倍増を掲げる。新型コロナウイルスで疲弊する地域経済の活性化に向け、県と連携した支援も訴える。

 出川氏は「チャレンジ」「変わろう!松江」を合言葉に、現市政の刷新を掲げる。市で初めて直接請求があった市役所新庁舎建設の進め方を疑問視し、徹底した情報公開と多様性のある合意形成の仕組みの確立を目指す。「市民が参加できる市政を目指し、建設計画の見直しも」と強調。人口20万人を切る瀬戸際の市の人口減少対策のため、変革の必要性も訴える。

 2017年の前回選の投票率は、平成の合併以降で最低となる57・66%だった。今月1日時点の選挙人名簿登録者数は16万7429人。(高橋良輔) 


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