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【詳報・克行被告第47回公判】弁護側被告人質問<3>県連のかたくなな姿勢が報じられるほど案里に有利

2021/3/24 1:47

 弁護人 参院選の特徴は。

 被告 衆議院と比べ選挙区が広いです。物理的に広いことが参議院の活動の特性を規定している。7つありますが、参院選は一つしかない。物理的に広いということが参院選の特性だ。

 弁護人 具体的にどういう特性か。

 被告 1人の人間があの広い広島県を走り回って支持を拡大するのは至難の業だ。私は週末戻りなんとか政治活動をできるが、その7倍を回るのはなかなか難しい。衆院に比べて参院は有権者との薄くなって当然で仕方ないと思います。関係性が薄くなっている状況で選挙に入る。衆院と比べて有権者も候補者を選ぶ判断が難しい。会ったことない見たことないという中で有権者の判断基準として所属政党が浮上してくる。党のイメージが衆院より参院の方が大きな有権者の判断基準になる。だから参院がその時々の風に左右されやすいと言われてきました。

 弁護人 参院選に向けた公認はどのくらいの時期に。

 被告 参院選は選挙区が広いためきちんと準備しないといけないので公示予定日の1年くらい前に自民党は公認することが多い。

 弁護人 今回の参院選の公認状況は

 被告 49か50人が公認候補だった。37人くらいが1年前に公認を受けた。1年前から時間をかけて党勢拡大と地盤培養のために活動されたと思う。

 弁護人 1年かけて、ポスターや機関誌や街頭活動などをするのか

 被告 はい。公示の6カ月前になると顔写真ポスターが貼れなくなる。法廷でも二連ポスターのことを証言されていたが、抱き合わせしかできなくなる。1年前ならその人の顔だけ載せて貼ることができる。企業団体を手分けして回る。後援会づくりを進めていく。1年間ございますと準備できます。

 弁護人 自民党は8人の新人を公認した。

 被告 一般的な新人の公認は遅いです。妻が公認された3月13日は新人の中でも遅かったと思います。

 弁護人 過去の案里氏の選挙の表明時期は。

 被告 各種選挙の立候補が毎回考えられないくらい遅かった。最初の政界初陣の県議選は3週間前。09年の知事選、この時は9日前。全県で9日前なんて普通考えられない。よく立候補したと思う。返り咲きの県議選も案里は2週間前に表明していた。

 弁護人 普通は準備期間が短いと断念すると思うが、案里氏は気にしていなかったか。

 被告 常識にとらわれないのが案里の面白いところです。限られた期間に完全燃焼し死に物狂いで活動し困難を突破してきた。今回も自民党候補者でおそらく不安や心配はしてなかったと思います。

 弁護人 9日前に20万票は驚いたか。

 被告 私も本人も当選を考えていました。客観視してみればあの時当時は36歳の女性でした。当時において自分の県の長を選ぶ上で若すぎる不安感もあったが、振り返るとあれだけの得票をもって自信になったのでありましょう。大きな理由だった。

 弁護人 厳しいという認識は。

 被告 全く思っていないですね。
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