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柔道五輪金の古賀稔彦さんが死去 53歳「平成の三四郎」

2021/3/24 12:31

死去した古賀稔彦さん

 相手を高々と担ぐ芸術的な一本背負い投げを武器に、1992年バルセロナ五輪の柔道男子71キロ級金メダルに輝き「平成の三四郎」と称された古賀稔彦(こが・としひこ)さんが24日、川崎市の自宅で死去した。関係者が明らかにした。53歳。佐賀県出身。

【動画】昨年11月末に東広島市で子どもに柔道を教える古賀さん

 中学、高校の6年間を東京の柔道私塾「講道学舎」で、ともにバルセロナ五輪を制覇する男子78キロ級の吉田秀彦(よしだ・ひでひこ)らと鍛えた。

 左膝に重傷を負いながらも頂点に立ったバルセロナの激闘は語り草となっている。現地到着後の初練習で、吉田との乱取り中に靱帯(じんたい)を損傷。痛み止めの注射を打ち、執念で頂点に上り詰めた。

 現役引退後は日本女子代表のコーチを務め、2004年アテネ五輪で女子63キロ級の谷本歩実(たにもと・あゆみ)を金メダルに導いた。自身の道場「古賀塾」でも指導。07年に環太平洋大の総監督に就任し、女子で全国屈指の強豪に育てた。

 関係者によると、昨春ごろからがんで体調を崩して一時入院し、手術もしていたという。退院後は元気に振る舞っていたが、目に見えてやせていき、周囲から心配する声が上がっていた。委員を務める全日本柔道連盟強化委員会の会議への出席も減っていた。

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