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【詳報・克行被告第48回公判】弁護側被告人質問<2>広島に戻ると自分はひとりぼっちなんだなと

2021/3/25 1:24

弁護人 三矢会の要望はどんな意味を持つのか。

被告 大変意義深い要望を頂戴したと思っています。衆院議員は平日は東京にいますが、いろんな人に会っているようで、多方面の人に会っているわけではありません。同じ議員、中央官僚、大手町、丸の内の経済界の方、近くにいらっしゃる報道関係の人たち。多種多様な人とに意見を伺う環境ではありません。ですから、三矢会の皆さんからの要望は大変貴重でした。災害対策をとってもそうした声をくみとって国の仕組みを変えることができました。それが土砂災害防止法の制定です。三矢会は、住民の生きた声を受けて国の仕組みを変えていく貴重な重要な場でした。

弁護人 三矢会の重要性は理解できた。ただ、これまでの証言では三矢会について違う指摘もあった。

被告 どういった意味で言われたのかは存じませんが、事実は今日私が話したことが事実です。詳細には証拠採用していただいた「月刊河井克行」を参照していただければと思います。

弁護人 三矢会について証言では「集票組織」と表現された方もいた。

被告 集票組織というのは誰がおっしゃいましたか。

弁護人 後援会の人が2人とスタッフからも同様の証言があった。

被告 集票組織という四文字熟語自体を聞いたことがありません。三矢会の人が集票組織という表現を裁判で使っておられたのでしょうか。スタッフ、事務所でも集票組織という単語を使ったことがありません。法廷で証言があったのを聞き、極めて違和感がありました。奇異な感触を抱きました。言葉遣いではなく、後援会が果たしている役割というのは選挙のためだけにあるのではない。選挙のためだけという位置付けの議論は政治家の活動理念に合わないと思います。

弁護人 三矢会は規約があるのか。

被告 規約がなければ県選管に登録することができません。よって、あります。

弁護人 会費は取っていないのか。「活動実態がない」との証言もあったが。

被告 後援会の人から会費を取る発想自体がありません。国会議員の活動を支えていただいているボランティアの方々からお金を頂戴するという発想にはなりません。

弁護人 三矢会の経費はどこから出るのか。

被告 ほとんど全ての経費は年2回の政治資金パーティーで集めていた。パーティーをはじめ、国政報告会などの活動は全てにわたって(自民党広島県)第3選挙区支部と三矢会の共催という形を取っていました。パーティーなどのチラシの問い合わせ先は第3選挙区支部の電話番号を載せていました。三矢会と第3選挙区支部の活動は一体ということです。第3選挙区支部がお金を集め、三矢会の活動にも充てていたということです。

弁護人 後援会は、自民党の第3選挙区支部と一体となって、活動をしていた。前面に出していたということか。

被告 広島3区は全国で数少ない現職の衆議院が2人いる特別な地区だった。政治活動をする際、私を応援する人、増原さんを応援する人もいた。総選挙を終わった後から第3支部の支部長に任じられる。公示前日までは河井克行の政治活動をする。その間は私が自民党が第3支部を代表するわけです。もう一人は比例区の第何支部の支部長という肩書。順番に私がその比例に回る時は比例区の何支部長でした。河井克行は好きではないが、自民党だから応援するという人もいた。党勢拡大を行わざるを得ませんでした。河井克行後援会の名前だけで政治資金パーティーをしても半分まで訴えることができない。あえて河井克行の後援会と衆院広島3区の支部長の集会として開くと言うことを訴えざるを得なかった。そういう政治環境にありました。経理においても3区支部として処理をしました。

弁護人 案里さんの後援会について聞く。後援会は持っていたのか。

被告 「あんり・未来ネットワーク」という安佐南区の県議選に出る前に設立しました。

弁護人 党から今回、公認を得て拡大、強化することになった。

被告 夫婦とはいえ、別人格。ずっと外回りや国会開会で、妻がどういう活動をしていたのかあまり知らないのが実情。一般の推測だが、参院広島選挙区第7支部長として私と同じと思うがコインの裏表。党勢拡大、地盤培養活動を県内各地で行っていたと思います。
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