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【詳報・克行被告第48回公判】弁護側被告人質問<3>むしろ怖いのが地元の議員です

2021/3/25 1:24

弁護人 当選7回のキャリアは県連会長になってもおかしくないか。

被告 何期だから有資格者ということではない。純粋に順繰りになってきた。5回だから適齢期ではなくて県選出の他の議員との比較において決定してきた。

弁護人 任期は1期2年か。再任もあるか。

被告 あります。1度辞めて復帰する人もいました。

弁護人 現在の会長は(参院議員の)宮沢洋一氏か。

被告 はい。

弁護人 前任は。

被告 岸田文雄衆院議員でした。

弁護人 次に来るのは被告人だったか。

被告 国会議員の在籍日数、当選回数で言えばそうです。

弁護人 平成28年4月にどんなことがあったか。県連会長にいくらかの姿勢を示したか。

被告 平成28年の前からやっていたと思う。再任か知らないが、平成28年4月。その前から岸田先生が県連会長を務めていて、長くやっていた。岸田先生は外相だった。世界を飛び回り、日本の国益を実現する最重要閣僚。外相に専念いただくためにも私が県連の改革に汗をかくと、常任顧問会議で発言しました。私は人事の希望を言わないスタイルだった。私にとって極めて異例だ。こっぱずかしい思いがしたが、自分で汗を流す準備があると言う方がいいと考えた。

弁護人 汗を流す、汗をかくというのは県連会長に手を挙げることを意味したか。

被告 今申し上げた言いぶりで申し上げた。

弁護人 岸田氏の続投になったか。

被告 私の発言は県選出の国会議員の前で一顧だにされず、「引き続き外相で大変だが、やってください」という意見が出され、満場一致で決まりました。

弁護人 宮沢洋一氏が県連会長に選出されたとき、県連会長になる意向を表明する機会があったか。

被告 人前で人事について願望を述べたことは、その時が初めてでした。ルビコンを渡った思いで恥を忍んだ。広島県選出の国会議員の前で表明したにもかかわらず、宮沢氏が就任した。「河井さん、本当はどう思っているのですか」という意見聴取もなかった。本当に疎外されていると心中深く刻んだ。さみしかったですね、すごく。

弁護人 岸田先生が最初に県連会長になった時のエピソードを。

被告 平成9年から11年の間だと思う。当時、当選2回の岸田先生の番になりました。(元金融担当相)亀井静香先生は政治的に中央で力を持っていた。静香先生が、順番で言えば岸田さんだが、若いし、当選2回だし、別の人がやるべきだと主張しました。一番若造の私が意見を聞かれ、私は「あくまで会長人事は政治的な背景、所属派閥ではなく、当選回数順に交代して汗をかく美風が続いていると聞いている。岸田先生がなるべきだ」と論陣を張った。結果として岸田先生が自身1回目の会長に就いた。
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