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周南5人殺害事件、被告の再審請求棄却 山口地裁、理由は示さず

2021/3/25 23:33

 周南市の集落で2013年に近隣住民5人を殺害したとして殺人と非現住建造物等放火の罪に問われ、死刑判決が確定した保見光成死刑囚(71)の再審請求を、山口地裁が棄却していたことが25日、分かった。22日付。同地裁は理由を明らかにしていない。

 保見死刑囚の弁護団は、中国新聞の取材に対し「今後の方針については今は答えられない。後日対応する」と話している。

 保見死刑囚は、起訴後の精神鑑定で妄想性障害と診断され、公判では責任能力が争点となった。一審の山口地裁、二審の広島高裁とも完全責任能力を認めて死刑判決を言い渡した。最高裁第1小法廷は19年7月の上告審判決で「妄想が犯行に及ぼした影響は大きくない」と指摘し上告を棄却。死刑が確定した。

 弁護団は保見死刑囚は事件当時、責任能力がなかったとして同年11月、山口地裁に再審を請求。弁護団は精神鑑定医の意見書など新たに約30点の証拠を提出していた。

 確定判決によると、保見死刑囚は近隣住民から嫌がらせを受けていると思い込んで報復しようと考え、13年7月、貞森誠さん=当時(71)=と喜代子さん=同(72)=の夫妻や山本ミヤ子さん=同(79)=を殺害し、それぞれの家に放火した。さらに石村文人さん=同(80)=と河村聡子さん=同(73)=も殺害した。

 河村さんの50代の長女は「早く罪を認めてほしい。これ以上、事件に振り回されたくない」と話している。


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