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保見被告の死刑確定 周南5人殺害 訂正申し立て棄却(2019年8月5日掲載)

2021/3/25 13:50

 周南市の集落で2013年、近隣住民5人を殺害したとして殺人と非現住建造物等放火の罪に問われた無職保見光成被告(69)の死刑が確定した。一、二審に続き死刑とした最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)が、上告を棄却した最高裁判決に対する被告の訂正申し立てを退ける決定をした。1日付。


▽「真相うやむや」「当然の結果」 遺族、憤りや諦め

 周南5人殺害事件で保見光成被告の死刑が確定したことを受けて4日、遺族からは「本人が事件について多くを語らぬまま、最後まで真相が分からない」と憤りや諦めの声が上がった。

 被害女性の50代長女は「死刑確定は当然の結果。事件から6年という歳月はとても長かった」と受け止めた。一方、4年余りの公判で被告から被害者に対する謝罪は一度もなかった。「本人には会いたくない。謝罪も期待していない」と怒りをぶつけた。
 周南市金峰(みたけ)の保見死刑囚の自宅周辺は今もブルーシートで覆われ、事件の傷痕を残す。「真相はうやむやなままだ」。被害男性の義兄で、事件のあった集落の近くに暮らしている男性(90)は吐露した。事件後、集落を離れた住民もいる。「事件があった悲しい場所のままにはしたくない。最後の一人になってもここに住み続ける」と前を向いた。

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