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全広島県民の無料PCR可能 県、感染把握へ1日から

2021/3/26 22:29

 新型コロナウイルス対策で、広島県は26日、県内5カ所にあるPCRセンターで4月1日から、全ての県民と県内で働く人が無料で検査を受けられるようにすると発表した。転勤や進学などで往来や飲食の機会が増える時期に合わせて、無症状の人に検査を促し、感染拡大の兆しをいち早くつかむ狙いがある。県によると、全国初の試みという。

 PCRセンターは広島市に2カ所、福山、三次、東広島の3市に各1カ所ある。希望者は電話で申し込み、会場で唾液の検体を出す。陽性の場合、原則翌日に電話で連絡がある。センターの利用は現在、高齢者施設や医療機関の従事者たちに限っている。

 4月1日からは対象を広げる。転勤や進学、歓送迎会や花見などの機会が増える時期なのに加えて、国による首都圏への緊急事態宣言が解除されたのに合わせた。感染拡大の兆しがあれば、一定の地域での集中検査を検討するなど、早期に対策を打つとする。

 県は併せて、広島市内の205カ所の薬局で検査容器を配り、回収する仕組みを設ける。市民や市内で働く人たちは事前予約なしに薬局で容器を受け取り、唾液を入れて指定日に薬局へ提出。県の委託業者が薬局を回り、検体を回収する。陽性の場合に限って、原則翌日に電話で連絡がある。

 湯崎英彦知事は県庁で記者会見し「いつでも誰でも検査を受けられるようになる」と強調した。協力する市薬剤師会(東区)の中野真豪会長は「地域住民に身近で公衆衛生を担う薬局が、感染の再拡大を防ぐ一助になる」と述べた。(宮野史康)

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