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【詳報・克行被告第49回公判】弁護側被告人質問<1>案里の選対組織はアメーバのよう

2021/3/27 0:46

弁護人 総括主宰者について質問する。被告人が参院選の総括主宰者だったと起訴されたその点についての考え方は。

被告 初日に申し上げたことをもう一度申し上げます。案里の選挙事務所の実情は私の知りうる限り正確に答えます。事実と違う証言も公判であったので知りうることを答弁したいと思います。本来県連が果たすべき、公平公正に果たす役割を第3支部で代行、補完しないといけなかったのは紛れもない事実です。総括主宰者かという評価は、裁判体の考えに従わせていただきたい。適切なご判断をしていただきたい。

弁護人 事実関係を述べ、裁判体に評価をお願いするということか。

被告 はい。案里の事務所にいたことは全てお話しします。政治的責任を、誰が責任を負うべきかは、私河井克行しかいないということは初日に申し上げた通りで、政治的責任は私に全てあります。

弁護人 一般的に候補予定者、候補者の選挙対策組織の実態は。

被告 自民党の一般的な組織体制しか知らないので、それを前提に話します。事務所の組織体制では、選対本部長という最高責任者が命じられ、全てを統括する。公示日から投開票日まで、事務所に詰めて、選挙では予期せぬことが発生するので、決裁や判断が求められる。流動的なさまざまな対応をしないといけない。選対本部長が事務所で全体を掌握する。選対本部長を元に事務局が設けられて、事務局長というと規模が大きければ、補佐する次長が任じられることも少なくない。その下に局がある。まず、遊説局は車上運動員や運転手の確保、運行経路を管理する。企業団体対策局は、企業団体への働きかけが発生する。本人は忙しいので家族や親族、地方議員が出かけていく、などなどの調整をする。それから総務局、事務所には多くの人が出入りする、それを管理する重要な役割があります。それと経理局、選挙後の選管に提出する収支報告書、管理やこまごましたことをする。電話作戦や選挙はがきを回収してそれについて連絡調整する役割で作戦局も必要となる。地方議員の顧問団、政令市議員の顧問団、首長の顧問団、かなりの大所帯になります。それぞれの局の責任者は一度任じられたら変更することはない。マスコミ対策も重要で、広報局もございます。

弁護人 かなり組織立って動くのが一般的か。

被告 そうですね。参院選は県連が主導して人的支援や政治的支援が全て投入されている。あくまで県連の主導の選挙が一般的と思います。

弁護人 案里さんの時は選対本部長はいたのか、いなかったのか。

被告 空席でした。

弁護人 案里さんの選挙対策組織の特徴は。
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