地域ニュース

山口県で黄砂を観測 中国地方で本格化見通し 国など健康に注意呼び掛け(2021年3月18日)

2021/3/29 11:11

 気象庁は17日、山口県で黄砂を観測した。中国地方への飛来は今後、本格化する見通し。洗濯物や車に付着して汚すほか、呼吸器疾患などの悪化につながるケースもあるため、国などは注意を呼び掛けている。

 下関地方気象台などによると、山口県では17日午前に観測し、山などがうっすらとかすんだ。中国では過去10年で最大規模の黄砂とされ、この日は大阪府や福岡県にも飛来した。広島県では午後6時までに観測されなかった。

 黄砂は中国大陸の砂漠の砂が偏西風に乗って運ばれる現象で、気象台の職員が目視で確認する。例年3〜5月にピークを迎え、広島県では今年1月14日、1月としては22年ぶりに観測している。

 環境省によると、黄砂は目のかゆみや結膜炎、鼻水などの症状を引き起こす恐れがある。さらに、スギやヒノキの花粉の飛散時期と重なるため、花粉症や呼吸器疾患の症状が悪化する場合もある。黄砂の観測日は大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」の濃度も高まるとされる。

 同省は対策として、窓の開閉を必要最小限にとどめたり、外出時のマスク着用を徹底したりするよう求める。新型コロナウイルス禍で小まめな換気も呼び掛けられている中、同省環境保健部は「飛来予測をチェックし、換気に最適な時間を選ぶなどの対応を取ってほしい」としている。(浜村満大)

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧