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【参院選買収事件】詳報・広島市議13人説明会<3>豊島岩白・八軒幹夫・藤田博之・三宅正明の4市議

2021/3/30 1:34

 豊島岩白広島市議(48)=自民党市民クラブ、広島市西区

 このような場を設けてももらい、市民の皆さまに政治への不信感を与え、心よりおわび申し上げます。反省の意味を込めて、会に臨ませていただく。

 これまでも公判において証言した。今日は原稿はない。裁判と違う内容があってはいけないので、記憶の範囲でお伝えする。

 現金を受け取った場所は統一地方選があった2019年3月31日、私の事務所に連絡があって、私は当時、自転車で地域を回っていた。事務所から「河井克行被告があいさつに行きたいと連絡してきた」旨の連絡があり、急いで事務所に戻った。5分程度の面談だった。

 何せ選挙期間中であり、非常に慌ただしい中でのやりとりだった。世間話があり、帰り際に封筒を差し出してこられ、選挙中ということもあって「こういったものは困ります」と断ったが、「いいから」と、「もらってもらわないと困る」という口調で強く押し通してこられた。

 「せめて政党間の政治団体間の寄付にしたい。領収書を発行させてほしい」とお願いしたが、「そういうのいいから、困るから」ととすぐ帰られた。

 2回目。6月7日と記憶しているが、前日ぐらいに連絡があって、また朝一番に来るということで、事務所で会った。河井案里元参院議員が立候補する参院選の直前だったので、参院選の候補者の応援の依頼だと私も感じてはいた。雑談した中で帰る時にこれと出してきた。「本当にこういうのはいいから」とお願いして、領収書の発行もお願いしたが、突き渡され、そのままお帰りになった。

 金額は、証言でも20万〜30万円というあいまいな金額になっている。ここは、公判中なので詳細は控えたい。

 違法性の認識は、これは非常に危ないお金だと危機感、リスクを感じた。断れなかったのは、やはり首相補佐官、外交委員長、そして安倍政権の中枢と関わっていた克行被告の存在感がわれわれ地方議員から見ると非常に大きいからだ。その本人が初めて事務所に来られ、目の前でやりとりする中で、最後まで顔をつぶすことはできない、今後のことを考えて非常にやるせない、という思いの中で断れなかった。そういう認識だ。

 金額は20万〜30万円で言えないのは恐縮だが、自己資金として収支報告し、公判でも証拠物件として各出納帳とかを提出したが、選挙活動、政治活動に充てた。返還状況は、数字が確定している部分については河井事務所に現金書留で返還し、残りは東京の子育て支援の団体に寄付している。控えも東京地検特捜部に郵送している。

 いかなる時の権力者であろうとも、今は後悔しかないが、違法性のあるお金を受け取ってしまうのは拒否しなければならなかった。自分自身が非常に弱かった。大きな反省とともに、じくじたる思いでいっぱいだ。

 今後についても、さまざまな方からいろんな声をいただき、自分自身もこのことを考えないことは1日どころか、1時間もないぐらい。ずっと考えて今日を迎えている。そうした中で支援者からは「逃げるなよ」という言葉をいただいたりもしている。自分でこれという明確な答えはないが、可能であれば今後の裁判の日程もあるが、任期を一生懸命全うし、これまで以上に頑張って参りたいと思っている。

 八軒幹夫広島市議(62)=自民党保守クラブ、広島市南区

 まず冒頭、私の認識の甘さ、誤った判断から多くの方に心配、ご迷惑を掛けた。特に後援会の皆さま、支援者の信頼を裏切ることになったことに、心からおわび申し上げます。

 初めに、河井案里元参院議員から「参院選へ立候補するに当たり、応援してくれないか」と、かなり以前に依頼があった。当時は(自民党現職の)溝手(顕正)氏だけが公認候補だったので、自民党の議員として党公認になった場合は溝手氏と案里氏の2人を応援すると、私の周りにしゃべっていた。
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