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広島県、コロナ第4波の入り口か 入院・療養100人に迫る

2021/3/31 22:50

 広島県内で新型コロナウイルスに感染している入院・療養者が100人に迫っている。とりわけ広島市が多く、市や県は「流行の『第4波』に差し掛かっている」「急拡大の入り口に立った」と危機感を強める。専門家は会食の自粛など、感染予防の徹底を呼び掛ける。

 県によると、県内の入院・療養者数は31日午後6時時点で92人。内訳は入院35人、ホテル療養42人、自宅や入所施設での療養15人―だった。全国的な第3波のさなかにあった昨年12月31日に最多の1471人に達したが、ことし3月19日には30人まで減っていた。

 県内の新規感染者(公表日)も、2月中旬以降は1桁台で推移していたが、3月28日は10人(うち広島市9人)、29日は19人(同17人)に。30日は8人(同6人)だったが、31日は20人(同18人)に増えた。

 感染は大阪府や宮城県など全国各地で急拡大。政府が3月22日に緊急事態宣言を全面解除し、街中に人出が戻った。27日には広島、山口、鳥取を含む28都府県で、直近1週間の新規感染者数が前の週より増えた。揺り戻しの傾向が強く第4波に入ったとの認識が広まりつつある。

 広島大病院感染症科の大毛宏喜教授は「感染はドミノ倒しのようなもの。人が動けば確実に広がる」と指摘。飲食時は感染リスクが特に高いとし、家族以外との会食を避けるよう促す。「ワクチンはストッパーの役割を果たす」と、接種の必要性も強調する。(田中美千子、衣川圭) 

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