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尾道・因島に不妊去勢専門病院 野良猫・犬保護のNPOが開設へ

2021/4/2 21:19
不妊去勢専門病院の運営について話し合う箱崎理事長(右)と松岡獣医師

不妊去勢専門病院の運営について話し合う箱崎理事長(右)と松岡獣医師

 尾道市因島を拠点に野良猫・犬の保護活動をしているNPO法人西日本アニマルアシストは今月中旬、不妊去勢専門病院を同市因島中庄町に開設する。一般の動物病院ではペットの診療が優先されがちなためで、野良の殺処分ゼロを目指し、飼い主探しにも力を入れる。

 同法人の箱崎千鶴理事長(48)が経営する事業所の敷地内に、10平方メートルほどの小屋を建て診察台や麻酔器、ライトなどの医療器具を置いた。「ストレイキャットクリニック」と名付け、協力獣医師の松岡輝充さん(65)が処置する。薬代やノミの駆除などの費用は依頼者に負担してもらう。

 同法人のメンバーは20年ほど前から保護活動を続け数百匹を処置してきたが、野良の繁殖力に追いつかない状況という。一般の動物病院は、治療中のペットへの病気感染などの心配から野良の処置を避けるケースも多いことから、専門病院を思い立った。

 野良が空き家にすみ着き、ふん害に悩む近隣住民もいるため、忌避剤など対策の普及に努める。住民による餌やりが野良を増やし、結果として殺処分が増えている実情も発信する。飼い方を指導したり、処置した野良の飼い主も探したりするほか、地域猫のトイレ整備も検討する。

 事業費をクラウドファンディングサイト「READYFOR」で5月末まで募っており、支援額に応じて入院施設も整備する考え。箱崎理事長は「不妊去勢手術を進め、不幸な野良を減らしたい」と協力を求める。同法人メールnishinihon.animal.assist.naa@gmail.com(持田謙二)

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