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介護福祉士に全員合格 周防大島高福祉専攻科、開設から4年連続

2021/4/4 20:57
実習室で、藤本教諭(手前)に介護福祉士に全員合格したことを報告する今年の卒業生9人

実習室で、藤本教諭(手前)に介護福祉士に全員合格したことを報告する今年の卒業生9人

 周防大島高福祉専攻科(山口県周防大島町)を3月1日に卒業した10人全員が、介護福祉士の国家試験に合格した。新型コロナウイルスで昨年3月から5月に休校を余儀なくされ、授業時間の確保などに工夫が必要だったが、1期生から数えて4年連続の全員合格となった。

 専攻科がある久賀校舎(同町久賀)に3月29日、9人が卒業後、初めて集合した。26日に発表された合格を、担任の藤本愛教諭(37)に報告し、喜びを分かち合った。

 本年度は休校による遅れを取り戻すため、授業を連日7時限に延長。施設での実習ができなかった分、校内で基礎訓練を繰り返し、1月の試験に挑んだ。今回の全国平均合格率は71・0%だった。

 全員が今月から福祉関係の職場で働く。町内の特別養護老人ホームに就職した綿原勇輝さん(20)は「全員合格できてよかった」と笑顔。障害者支援施設で働く千々岩麻友佳さん(20)は「後輩に、福祉の良さを伝えられるよう頑張る」と張り切る。

 藤本教諭は「コロナで生徒の負担も大きい1年だったが、ほっとした。地域福祉を支える人材になってほしい」と喜んでいた。

 同専攻科は、高卒者対象で2016年4月に開設。2年制で昨年度までに29人を送り出している。(川井直哉) 

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