2021・4・25参院広島再選挙

アピール合戦、ニアミスも 告示前最後の週末、知名度アップへ繁華街でマイク【再選挙4・25参院広島】

4・25参院広島再選挙2021/4/3 23:03
(左)金座街入り口で手を振る宮口氏=3日午後3時37分、広島市中区(右)八丁堀交差点で訴える西田氏=3日午後4時33分、広島市中区(いずれも撮影・藤井康正)

(左)金座街入り口で手を振る宮口氏=3日午後3時37分、広島市中区(右)八丁堀交差点で訴える西田氏=3日午後4時33分、広島市中区(いずれも撮影・藤井康正)

 河井案里元参院議員の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙(8日告示、25日投開票)で、告示前最後の週末となった3日、事実上の一騎打ちに臨む立候補予定者2人が広島県内を駆けた。自民党新人で元経済産業省官僚の西田英範氏(39)=公明推薦=と、無所属新人でフリーアナウンサーの宮口治子氏(45)=立憲民主、国民民主、社民推薦。両陣営はともに知名度不足を課題とみており、無党派層や支援者へアピールした。

 午後3時半、宮口氏は野党勢力でつくる政治団体「結集ひろしま」の活動で広島市中区の金座街入り口に立った。「なぜ広島だけが再選挙なのか、考えてほしい。皆さんが意思表示してほしい」と呼び掛けた。

 午後4時には、西田氏がすぐそばにある八丁堀交差点に姿を見せた。自民党県支部主催の街頭演説会に参加。「『広島の政治は変わった』と思われるよう、公正な政治を目指す」と買い物客たちへ訴えた。

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で案里氏の公選法違反罪が確定し、再選挙となった経緯を念頭に、立場や考えを主張した2人。週末の午後、多くの買い物客が行き交う市中心部で「ニアミス」する形になった。

 ▽東へ西へ行脚

 2人はこの日、活発に動いた。

 宮口氏は午前、尾道市であった立憲民主党県連の佐藤公治代表(広島6区)の後援会総会であいさつ。三次市での総会にも出た後、党県連の竹原孝剛副代表(三次市議)が市内で開いた街頭演説会で話した。

 午後には中区で、憲法9条改正に反対する市民団体の街頭演説に参加した。立憲民主党県連の候補者選考で一時有力視された郷原信郎弁護士(66)と並んだ。

 宮口氏は、自己紹介や障害者福祉への思いなど恒例のフレーズに加えて、憲法について「平和憲法の理念は絶対に変えてはならない」と強調。核兵器禁止条約へ日本政府が参加するべきだとの考えも明言した。

 隣に立った郷原氏は大規模買収事件を巡り、自民党を痛烈に批判した。「子育てを経験し、弱者のための活動もしている宮口氏は、県民の代表として活躍してくれる」と持ち上げた。

 西田氏は2月の立候補表明後、企業や団体へのあいさつ回りを重視してきた。この週末は一転、街頭演説を集中的に計画している。

 この日は中区をはじめ、西区、呉市、東広島市で自らの主張を響かせた。呉市のJR呉駅前での演説会には自民党国会議員や党県議に加えて、国政で連立を組む公明党の県議たち地方議員が応援に駆け付けた。

 ▽「全国が注目」

 4カ所目となった八丁堀交差点では、党県連の岸田文雄会長(広島1区)、宮沢洋一選対本部長(参院広島)が顔をそろえ、新型コロナウイルス禍での経済対策や環境問題で熱弁を振るった。岸田氏は「全国が注目している。今度こそ、信頼できる人を選ばなければならない」と訴えた。

 西田氏はすかさず「一刻も早く厳しい経済を立て直さないといけない」と呼応した。4日は県東部の福山市と尾道市の駅前に立つ。

 再選挙には、NHK受信料を支払わない方法を教える党新人で党職員の山本貴平氏(46)、無所属新人で元会社員の大山宏氏(72)、無所属新人で介護ヘルパーの佐藤周一氏(45)、無所属新人で医師の玉田憲勲氏(63)も立候補を表明している。(河野揚、宮野史康)

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