地域ニュース
デパート屋上 消える遊園地 中国地方 少子化 維持費負担に(2010年1月8日掲載)
2021/4/5 18:16
中国地方の百貨店から屋上遊園地が相次ぎ姿を消している。そごう広島店(広島市中区)は1974年の開店から続く「屋上プレイランド」の営業を、11日を最後に終える。少子化やレジャーの多様化が背景にあり、歓声にあふれた屋上を懐かしむ声も出ている。
そごう広島店の屋上は、メリーゴーラウンドや小型SLなどの遊具、ゲーム機器が並び、ステージも備える。同店によると、利用者は94年ごろから減少傾向にある。大阪市の遊戯機械メーカーが運営しているが、維持の負担増などから閉鎖を決めたという。
かつて屋上遊園地は百貨店の定番で、子どものあこがれの場所。同店は「店内レストランで食事後に訪れる家族連れでにぎわった」と振り返る。娘2人と訪れた呉市豊町の主婦加藤七重さん(44)は「子どものころによく連れてきてもらった懐かしい場所」と惜しむ。
同店は「少子化で利用が減り、レジャーの楽しみ方も多様化したため」と説明。11日まで大型遊具が1機種100円で乗れるサービスをし、その後の屋上活用策は未定という。
福屋八丁堀本店(中区)も2008年10月、レストラン街の改装に合わせて屋上の遊具を撤去しており、広島市中心部の百貨店から屋上遊園地はなくなることになる。下関大丸(下関市)も08年11月、屋上の遊具コーナーの営業を終えた。福屋八丁堀本店は屋上をその後、芝を敷きウッドデッキを置いて庭園化。「会社員など幅広い世代が利用している」という。
中国地方では郊外型ショッピングセンターの出店が相次ぐ。大型駐車場を備えて家族連れの集客に力を入れていることも、百貨店の屋上遊園地の減少に拍車を掛けている。(増田咲子)
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