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【参院選当選者に聞く 中国地方5選挙区】<1>広島 宮沢洋一氏(自民)(2010年7月14日掲載)

2021/3/25 0:06
宮沢洋一氏

宮沢洋一氏

 民主党が大敗し、衆参で多数派が異なる「ねじれ国会」を再現させた参院選。中国地方5選挙区の当選者6人は、有権者の期待や評価をどう受け止め、6年間の活動に生かすのか。「1票への約束」を聞いた。

 ▽最前線で民主をただす 頑張れば報われる社会に

 ―初めて挑んだ広島選挙区(改選数2)でトップ当選しました。約54万8千票の支持をどう受け止めますか。

 自民党の議席奪還という目的を果たせた今、責任の重さを痛感している。自民党が大敗した昨夏の衆院選後、県連レベルで大いに反省し、一致団結して戦っていただいた。このまま民主党政治が続けば大変なことになるという危機感を多くの県民が持っていたことも理由だと思う。

 ―任期中に必ず実現したいことは。

 昭和から平成に変わり、世界が大きく動くなかで日本は出遅れた。必要なのは20、30年後の日本がどうあるべきか青写真を描き、国民に提示することだ。その一つは、韓国やASEAN(東南アジア諸国連合)と緊密な関係をつくり、「アジア共同体」として成長していくこと。どういうプロセスでつくりあげるかを、はっきり示したい。

 ―「自民党を変える」と訴えました。何をどう変えますか。

 今回の自民党は「棚ぼた」の勝利の面もある。生まれ変わるには、党としてやりたいことをはっきりさせることが必要だ。頑張れば、すべての世代が必ず報われる社会をつくる政策を打ち出すことだ。昔の失敗のほころびを繕う政策や「ばらまき」を続ける民主党は、昔の自民党の拡大鏡のようなものだ。

 ―衆院議員から参院議員への転身。「ねじれ国会」にどう臨みますか。

 民主党はこの10カ月、場当たり的な政策を強権的に通し、「政治とカネ」の問題など臭いものにはふたをしてきた。これらは、もう許されなくなった。常に最前線で民主党をただしていく。

 ―今後の政局をどう見通しますか。

 民主党が、小沢一郎前幹事長を軸に分裂に近い状態になるのは間違いない。一方、自民党も生まれ変われるかが問われる。

 もし、次の衆院選までに自民党が国民の信を得る政策を打ち出せないなら、政界再編が起きる。より根源的な「政治とは何か」という大きなテーマで地殻変動が起きると思う。

 ―将来、衆院議員に戻ることはありませんか。

 考えていない。参院は政局でも政策づくりでも、中心的な存在になる。じっくり、しっかりと取り組みたい。(城戸収)

 みやざわ・よういち 大蔵省企画官、宮沢喜一元首相政策秘書などを経て2000年、衆院広島7区で初当選。3回連続当選し、内閣府副大臣などを務めた。09年の衆院選で落選。参院選広島選挙区の自民党広島県連の公募に応じ、党員投票を経て2月、公認が決まった。東京都出身。東京大法学部卒。60歳。

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