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【詳報・克行被告第53回公判】検察側被告人質問<1>素晴らしい推測をおっしゃって、ありがとうございます

2021/4/7 2:09

 2019年7月の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公選法違反罪に問われた元法相で元衆院議員の河井克行被告(58)の第53回公判が6日、東京地裁であり、検察側の被告人質問が始まった。克行被告は妻の案里元参院議員(47)=有罪確定=を擁立する経緯などについて「覚えていない」を連発。買収の意図で地方議員らに渡した現金は「政治資金規正法に基づいて適切に処理するつもりだった」と説明した。詳報は次の通り。

検察官 あなたは弁護人の質問に、案里さんが自ら参院選に出たいと積極的に申し出てはいないと言ったか。

被告 どこの場で。

検察官 法廷で。

被告 言ったかもしれない。

検察官 あなたは案里さんを公認候補にしようと働き掛けたのではないか。

被告 働き掛けて公認が通らないのは3年前、6年前の参院選もそうだった。自民党から広島で2人公認するべきだという認識を持ち始めたのは6年前。実際、公認は受けなかった。

検察官 働き掛けたのではないか。

被告 私が働き掛けて公認される自民党ではない。

検察官 「はい」か「いいえ」で答えてほしい。働き掛けたか。

被告 特に積極的にした覚えはない。

検察官 案里さんが参院議員になれば、克行派の議員が増えて孤立が解消され、望ましいのではないか。

被告 私個人のことからではなく、自民党が広島で2議席を獲得する党の大方針があった。党所属の国会議員であり、広島県第3選挙区支部長である河井克行がその方針に従って実現する思いだった。

検察官 平成30年に案里さんとあなたは政治評論家の鈴木棟一氏に会い、2人目の公認として案里さんの当否を尋ねたか。

被告 こちらが希望して公認を付けていただける自民党ではない。3年前、6年前もはっきりしている。こちらが積極的に働き掛けた記憶がない。
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