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接種券、5月に発送開始 高齢者向けワクチン、広島市見通し

2021/4/7 20:56

 高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種で、広島市は7日、本格的に進めるための接種券の発送開始が5月になるとの見通しを明らかにした。市は、確実なワクチン供給量が見通せないとして独自に接種の優先順位を定めており、まずは福祉施設の入所者や入院患者、80歳以上に送るとしている。

 政府は4月26日以降、全国の自治体に高齢者用のワクチンを供給するとしており、その点を踏まえた対応となる。市は、高齢者向けの接種券の配布がいつ終わるかや、実際の接種時期などは未定としている。

 市は、ワクチンの供給量が少ない間は、高齢者接種で優先順位を設定する。具体的には(1)高齢者・障害者施設の入所者や医療機関の入院患者(2)80歳以上(3)75〜79歳(4)70〜74歳(5)65〜69歳―の順。まずはクラスター(感染者集団)が生じやすい施設の関係者や、重症化リスクの高い80歳以上に接種してもらう狙いがある。

 市内では7日、直近1週間の新規感染者数(10万人当たり)が3・4人に下がり、8日ぶりに広島県の警戒基準値(4人)を下回った。ただ、関西圏などでは感染が拡大しており、市は予断を許さない状況が続いているとみている。

 松井一実市長はこの日の記者会見で「感染者の多い地域に行った後は無症状でも県が無料検査するPCRセンターなどを活用し、周囲に感染させない行動を心掛けてほしい」と訴えた。(余村泰樹) 

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