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【詳報・克行被告第54回公判】検察側被告人質問<4>第三支部の職員が内部流出させたのは間違いないと聞いた

2021/4/9 1:45

【データ消去】

検察官 2019年11月に業者頼んで、議員会館、議員宿舎、自宅のPCのデータを消去したか。

被告 まず、当時のことを思い出して話します。10月下旬に週刊誌報道がなされた。妻の参院選の車上運動員の報酬について。発売日の少し前に出版元から質問状が届いて、広島の事務所に送った。スタッフは衝撃を受けていた。その前から週刊誌の取材があった。彼らの意見を総合すると、(克行被告が代表の自民党支部である)第三支部の職員が内部流出させたのは間違いないと聞いた。恐れていたのは後援会の個人情報や機密情報がさらに2、3弾と流出するのではないかと恐れて、何とか手を打たないとということで、矢継ぎ早に私の所に訴えがきた。それを聞いて情報流出を防ぐ観点から復元出来ない形で消去することを考えた。情報関係の仕事の人に相談した。選挙買収の情報だけ消去を指示したわけではなく、全般に大切な情報を削除してもらう相談をした。

検察官 第三支部で作成したデータを消去する必要があると考えたか。

被告 第三支部の事務所にあるPCについてしっかり対策をしないといけないという問題意識を共有していました。

検察官 あなたしか触っていないPCのデータの消去もしたのか。

被告 業者から提案があった。

検察官 どんな提案か。

被告 今までの国会議員にまつわる不祥事が発生した場合、地元に帰られない、国会に登院できない、議員会館に行けないと。実例をみるとしばらくは地元に戻れない。広島の自宅は集合住宅、妻も議員宿舎に住んでいて東京にいて広島にいない。私は広島に親戚が1人もいないし、案里も宮崎出身で誰もいない。そういう中で無人で集合住宅のPCがあり続けるのは、誰かが入ってくることも否定できないと助言を聞いた。第三支部のPCと同じように対策をした。

検察官 議員会館のPCを消去したのはどうしてか。

被告 国会には出られないと覚悟していた。情報流出防止のため。決して疑っているわけではないが、内部流出したのは単独犯ではないと言っていた。だれが内通者かわからない。毎日(スタッフから)泣くように電話がかかってきた、誰も信用できないと。最悪のことを考えた。

検察官 議員宿舎のPCのデータも消去したか。

被告 しました。

検察官 宿舎に2人がいるのになぜか。

被告 ドロップボックスは自宅、宿舎、議員会館と共有していた。別のPCから情報を見て引き出せると説明を受けたので同じように対策しました。
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