地域ニュース
広島県、平日も外出自粛 新型コロナで独自に警戒宣言(2020年4月13日掲載)
2020/4/13 23:16
新型コロナウイルスの感染拡大で、広島県の湯崎英彦知事は13日、県独自の「感染拡大警戒宣言」を出した。全ての県民に平日か休日かにかかわらず、5月6日まで外出を自粛するよう要請。企業には目標を設定した上で在宅勤務の推進を促した。感染を封じ込めようと、対策をさらに強める。
湯崎知事は宣言に伴い、県民に五つの行動を要請した。不要不急の外出自粛に加えて、外出時には他者との距離を2メートル空けたり、在宅勤務や時差出勤に取り組んだりしてもらう。国の方針を踏まえて、夜間の繁華街の接客を伴う飲食店の利用自粛も呼び掛ける。
事業者には、従業員の距離を2メートル空けるなど3点を求めた。在宅勤務では最大限の取り組みを依頼する一方、県としての数値目標は示さない。いずれも新型コロナ特措法に基づく協力要請とし、強制力はない。
県は週末の11、12日に外出自粛を初めて求めた。民間の協力で広島市中心部の両日午前6時〜午後10時の通過人数を複数の赤外線センサーで測ったところ、中区の紙屋町・八丁堀地区は要請前の週末に比べて49%減。南区のJR広島駅周辺は38%減で、一定の効果があったとみる。
一方で県内の感染者は13日で65人となり、10日時点の30人と比べて2倍以上になった。湯崎知事は13日の記者会見で、県内が「感染拡大警戒前期」に移ったと指摘。外出自粛の拡大で人との接触機会を5〜6割減らしたいとして「県民一人一人の行動が爆発的な感染拡大を防ぐ」と訴えた。(岡田浩平)
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