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99歳、39回目の四国遍路へ「つらいとは思わんね」 因島の楠見さん

2021/4/14 13:49
39回目のお遍路に向け、日課の散歩に精を出す楠見さん

39回目のお遍路に向け、日課の散歩に精を出す楠見さん

 尾道市因島三庄町の楠見広行さん(99)が14日、39回目のお遍路のバスツアーへ出発した。61歳から毎年参加し、四国八十八カ所霊場を1泊2日の6回に分けて巡る。バスで各寺近くの駐車場まで行くが、本堂までたどり着くには石段を上がる必要もあり、日課の散歩や往復約1キロの墓参りを毎月続け、脚を鍛えている。

 1回につき12〜18カ寺を巡る。バスの駐車場から本堂まで行くには200段以上の階段や坂を上らなければならない難所もあるという。2017年に買い物に行く途中で転び右足を骨折。約3カ月入院したが翌年復帰した。お遍路で丈夫な体が維持できている。

 旧因島市役所を定年退職した後、知人に誘われ妻の勝美さんと参加したのが始まり。1999年に勝美さんが72歳で亡くなってからも続ける。長男の徹さん(73)は「毎朝仏壇にお経を唱える。歩いて心を落ち着かせ、夫婦の思い出に浸っとるんかも」と話す。

 楠見さんは「歩くのがつらいとは思わんね。体が動く限り続けたい」と背筋を伸ばす。(石下奈海)

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