地域ニュース

山口県、全飲食業者に一律10万円 新型コロナで経済支援策(2020年4月24日掲載)

2020/4/24 21:42
山口県庁

山口県庁

 山口県は24日、総額686億円に上る新型コロナウイルスの経済支援策を発表した。県内の全飲食業者に一律10万円を支給する。県によると、休業補償でなく全飲食業者に一律支給するのは全都道府県で例がないという。30日開会の県議会臨時会に補正予算案を提案する。

 飲食店や旅館など飲食業を営む個人と法人が対象。1事業者当たり10万円を支給する。大半の業者が困窮していると判断し、申請を簡略化するため売り上げの増減は要件としなかった。対象は1万2千件で事業費12億円を見込んでいる。

 村岡嗣政知事は記者会見で「飲食店は2月ごろから深刻な影響を受けている。県財政が厳しく大きな額は出せないが、何とか踏ん張ってほしい。休業要請の対象でない施設に定額補助を行うのは他県と比べても踏み込んだ」と強調した。

 経済支援の補正予算にはほかに中小企業救済の融資枠を2・3倍に拡大するため460億円を計上する。新型コロナの重症患者を受け入れる病床の確保など医療提供体制の維持に22億9100万円、休校中も家庭で学習機会を確保するため県立学校の生徒にタブレット端末を貸し出す費用に1億4700万円を充てる。

 一方、県は休業要請したパチンコ店など遊技施設などが25日から5月6日まで連続で休業すれば最大30万円の協力金を支払うことを決めている。村岡知事は「県民からまだパチンコ店が開いていると連絡が入っている。県民の健康と安心を守るために協力してほしい」と訴えた。(渡辺裕明) 

 関連記事「山口市が緊急経済対策 家賃は最大30万円補助」

 関連記事「自主休業に20万円支給 周南市、宅配参入最大50万円」

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧