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宮島水中花火大会、半世紀近い歴史に幕 打ち切り正式決定

2021/4/15 0:09

終了が決まった宮島水中花火大会(2019年8月24日)

 国内有数の水中花火大会で、世界遺産の島・宮島(廿日市市)沖の海上で繰り広げられる「宮島水中花火大会」の実行委員会は14日、同市宮島町で会合を開き、大会の打ち切りを正式に決めた。1973年に宮島町花火大会として始まった大会は、2019年の開催を最後に、半世紀近くの歴史に幕を閉じる。

【動画】過去の宮島水中花火大会

 会合は非公開。関係者によると、大会当日に宮島を訪れる約5万人の観客の安全対策などの面から大会を運営するのが難しいとして22年以降は開催しないとの提案に、出席した委員16人全員が賛成した。今夏の大会については、東京五輪・パラリンピックの開催延長を受け、すでに中止が決まっている。

 会合後に記者会見した中村靖富満(やすふみ)実行委員長は「多くの方が花火を楽しみにされており、残念だが安全な観覧ができないため打ち切ると判断した」と説明。「花火以外で観光客一人一人にきめ細かいサービスを提供し、宮島のホスピタリティー(もてなしの心)を伝えたい」と述べた。

 実行委に加わっている廿日市市の松本太郎市長は「大会の安全管理の限界が指摘されており、致し方ない結論だと思う。宮島の新しいプロモーションについて関係者と一緒に考えていきたい」との意向を示した。(永井友浩)

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