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広島市立舟入市民病院の看護師が院内感染 コロナ感染者に対応(2020年4月26日掲載)

2020/4/26 23:15
看護師の新型コロナウイルス感染が確認された舟入市民病院

看護師の新型コロナウイルス感染が確認された舟入市民病院

 広島市は26日、感染症指定医療機関である市立舟入市民病院(広島市中区)に勤務する市内の看護師1人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染者病床で4月から感染患者に対応していた看護師で、市は院内感染とみている。感染症指定医療機関の医療従事者の感染は、中国地方で初めてとみられる。院内に濃厚接触者はいないとして、病院の運営は続ける。

 感染した看護師の性別や年代は非公表。市によると、非番だった24日の夕方に発熱や倦怠(けんたい)感などの症状が現れ、翌25日に舟入市民病院を受診。同日にPCR検査で陽性と確認され、26日に入院した。軽症という。濃厚接触者は同居の家族2人で、いずれも陰性だった。

 同病院の感染者病床には約20人の患者がいる。ほぼ同数の看護師と数人の医師について、市は「防護服の着用や体の洗浄など、相当厳重な感染防止対策を取っている」として濃厚接触者に含めなかった。一方、患者や感染した看護師との接触状況や健康状態を確認し、必要に応じて検査する方針を示した。今後、同病院や運営する市立病院機構と改善点を探る。

 市の阪谷幸春・保健医療担当局長は記者会見で、全国で感染者への誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいるとして「献身的に治療に当たっている医療従事者に配慮してほしい」と市民に求めた。

 広島県も26日、新たな感染者1人を発表し、県内の感染確認は計148人となった。(木原由維) 

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