トピックス

広島市の変異株陽性、3月は5割超 9割が軽症か無症状

2021/4/15 22:52

 広島市は15日、市内での新型コロナウイルスの変異株の感染状況をまとめた。この日公表した5人を含む56人を分析した結果、変異株と判明した際には9割が軽症か無症状だった一方、2人が3月に死亡した。変異株の検査人数に占める陽性者の割合は3月に5割を超えるなどしており、市は警戒を呼び掛けている。

 市によると、変異株の感染を確認したのは2月が3人、3月が36人、4月が17人(15日現在)。変異株かどうかを検査した人数に占める陽性者の割合は、それぞれ14%、51%、41%だった。詳しい型を調べるゲノム解析は37人で終え、89%の33人が英国型だった。

 年代別は20代が38%と最も多く、50代が21%、70歳以上が18%と続いた。感染判明時の症状は軽症66%、無症状21%、中等症13%。感染者の4割は県外と行き来し、その半数を大阪などの関西方面が占めた。

 市は変異株の検査で、クラスター(感染者集団)では最初の感染者が陰性の場合に全員を陰性とみなすなどの運用をしており、全ての新規感染者の検査はしていない。このため、変異株が新規感染者全体に占める割合は、2〜4月で18%にとどまるという。

 このため市は「市内では感染が変異株に置き換わったとはいえないが、より多くの人に感染が広がる可能性は高い」とみている。記者会見した阪谷幸春保健医療担当局長は「感染経路の分からない割合が増えており、急拡大した昨年末の状況に似てきている」として、感染対策の徹底や感染拡大地域との往来の自粛を促した。(余村泰樹) 

【関連記事】

広島市10人感染、1人は市立中生徒 15日新型コロナ 変異株も5人【動画】

尾身氏「コロナは第4波」 まん延防止の迅速な適用求める

コロナ後移住、推進宣言 広島で18知事と学生議論

山口県で変異株7人感染、計27人に 新型コロナ

鳥取県北栄町役場で変異株クラスター認定、来庁者検査始める 新型コロナ


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧