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広島市中区の本川河川敷に「じか火」跡 2カ所発見、芝生「損傷」は市条例違反

2021/4/16 21:12
じか火の跡が2カ所見つかった本川東側の河川敷の緑地(広島市中区)

じか火の跡が2カ所見つかった本川東側の河川敷の緑地(広島市中区)

 週末を中心に家族連れや若者でにぎわう広島市中区の本川東側の河川敷の緑地部分で、地面の上で直接火をたいた痕跡が2カ所見つかった。市はバーベキューの跡とみている。緑地は中央公園の一部で、芝生などを傷つけるじか火は市公園条例違反となる。市は、新型コロナウイルス禍の影響でバーベキューを楽しむ人が今後も増えるとみて、ルールの順守を訴えている。

 市によると、2カ所の跡は12日、市シルバー人材センター(中区)のスタッフが清掃で訪れて見つけた。焼け跡の回復には数カ月かかるとみられる。近くにあるトイレのそばには炭が捨てられていた。いずれも前週にはなかった。

 緑地をはじめとする中央公園では、暖かい時季の週末を中心にバーベキューをするグループが多い。市の調べでは、3日正午ごろには31組133人がいた。足付きの炭用こんろを使うなど、ルールを守れば火をたいても問題はないという。

 一方で市公園条例は公園を損傷する行為を禁じており、違反した場合は5万円以下の過料を科すとしている。市は、じか火について「損傷行為に当たる」と指摘。中央公園では看板で、じか火の禁止や、残った炭を含む全てのごみの持ち帰りを呼び掛けている。

 16日には市のホームページ(HP)に、公園でバーベキューをする際の注意点を載せた。市緑政課は「このような行為が相次ぐと、立ち入りなどで規制を考える必要が出てくる。規制は本意ではなく、ルールを守ってほしい」と力説する。

 緑地でポプラの木や花を育てている市民団体「ポップラ・ペアレンツ・クラブ」(中区)の隆杉純子代表幹事(61)は「自分の家の庭なら、じか火はしないはず。火を自由に使える公共空間は貴重で、責任感とマナー意識を持って楽しんでほしい」と望んでいる。(新山創)



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