地域ニュース

津和野城跡ライトアップ 島根、町が雑木伐採し麓からも石垣見やすく

2021/4/17 21:42
周辺の樹木を伐採し見晴らしが良くなった津和野城跡

周辺の樹木を伐採し見晴らしが良くなった津和野城跡

 島根県津和野町の国史跡津和野城跡のある津和野城山(同町後田)で、町が進めていた整備事業がほぼ完了した。樹木の伐採で眺望が開け、旧城下町を眺めることができるようになった。麓からも石垣が見えやすくなり、町は初めて城跡のライトアップを開始。歴史文化を軸とした観光資源に磨きをかける。

 津和野城跡は標高約370メートルの城山山頂にある。町は、史跡に登るまでの荒れていた遊歩道を整備し、頂上にある石垣の周り約8ヘクタールの雑木を取り除いた。旧城下町や近くを通る国道9号から見上げると、石垣の様子がはっきりと分かるように。電線も引き、ライトアップができるようにした。あずまやも設け、3月末でトイレ建設などを除いて整備を終えた。

 総事業費は約7億5千万円を見込む。町出身の会社員佐々田正徳さん(東京)からの寄付を充てている。2019年には、作業道の整備で遺構の一部を損壊するミスがあり、町は復旧のため本年度一般会計予算に3千万円を計上している。

 16日夜に始めたライトアップは午後8〜10時。5月9日までは毎日、それ以降は金、土、日曜日と祝日に実施する。町商工観光課の堀重樹課長は「イベントや冬の閑散期などの観光誘客に効果があるのではないか」と期待している。

 津和野城は鎌倉時代、吉見氏が築いた山城が始まり。関ケ原の戦いで功績を上げた坂崎直盛が近世城郭へ改修した。天守は1686年の落雷で失われた。(松島岳人)


この記事の写真

  • ライトアップされ浮かび上がった津和野城跡の石垣

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧