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島民一斉にコロナワクチン接種 周南の大津島、高齢者以外も

2021/4/17 22:55
周南市の大津島で新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける50代の男性(左)

周南市の大津島で新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける50代の男性(左)

 周南市は17日、市民を対象にした初めての新型コロナウイルスのワクチン集団予防接種を離島の大津島で行い、島民たち155人が受けた。優先接種が始まった医療従事者と65歳以上の高齢者以外も対象にするのは中国地方で初めてとみられる。

 この日、会場となった休校中の大津島小体育館で、全島民213人のうち事前に希望した153人と、開封したワクチンを無駄にしないため島で働く2人が接種を受けた。市は65歳未満の接種人数を明らかにしていない。

 医師2人と看護師、市職員たち計47人が島に渡り接種作業を担った。会場から遠く交通手段の確保が難しい高齢者は、市職員たちが自宅まで送迎。2回目の集団接種は5月8日の予定。

 接種を受けた高齢者施設勤務の小西佐智子さん(63)は「仕事柄、接種は互いの安心につながると思う。先に接種できてありがたい」と言う。宿泊施設に勤める女性(47)は「変異種も出てきているので油断はできないが、取りあえずほっとした」と漏らした。

 大津島は重症化しやすいとされる高齢者が島民の8割。常勤医師がおらず、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)なため、市は最初の接種先に決めた。市新型コロナウイルスワクチン対策室の福谷直室長は「現場の声や、今回工夫した点などを今後に生かしたい」と話した。(山本真帆) 

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